高等学校、これからのスタイル
一昨年昨年は上の子のためにいくつか高校説明会にいきました。今年からは下の子のためにまた行き始めることになりそうです。
昨年はいくつかの学校の文化祭へ行き、手の込んだ製作やお笑いたっぷりのステージ、先生の姿がほとんど見えない運営をみて、わくわくしたものです。
それは。
自分達の青春時代をどこか重ね合わせて、"あるある、そうそう"という感じに目を細めて見ていたかもしれないですね。
しかし!
最近伺った高校説明会。
それは今まで見たこともないタイプの学校でした。
目標は大学進学でもなければ企業への就職でもなし。
自分の頭で考えて、調べて、やりたいことを見つけにくるところ、それがこの高校に入学する意義なのだそう。
教科の勉強を教えるのは予備校講師などにまかせる。
双方向オンライン動画やストリーム配信を駆使して
生徒が自主的に学べる仕組み。
担任の先生はと言えば、
生徒の様子をしることに腐心し、相談に乗り
ディスカッションをするのを主な仕事、としているようでした。
合唱祭も体育祭も任意参加。
やりたい人が手を挙げて人集めしてやるんだとか。
うん、これは非軍隊的で実に新しくて素敵だわ✨
はっ、と思い出したことが!
会社の研修の一貫で、教師の課題をITで解決する、
という提案を作ったことがあります。
第一線の先生方にヒアリングしたときのこと。
こまごましたことの時間を減らして
いまよりもっと生徒に向き合う時間が欲しい
…とほとんどの先生がおっしゃっていたのでした。
「もしITで事務手続きや資料作成・情報共有などを効率化でき、時間ができたらどうしたいですか?」
という質問をしたのです。
これだ!と。
この高校の仕組みは、
生徒の今を変えるものだと思っていましたが、
それだけではなく、教師という職業のあり方・働き方を変えるものかもしれない!と。
しかも。ITががっつりそのビジネスを後押ししてるじゃないですか。
かっこよすぎる。
…ちっ、なんでうちの会社じゃないんだろ。
(泣笑)